炭水化物ダイエットには注意点があります。このダイエットのメインとなる炭水化物(糖質)は、体に必要な栄養素のひとつであり、急激に摂取量を減らすと色々な体調不良を招くことがあるので、極端に摂取を控えてはいけないということです。炭水化物は白米やパン、麺、芋類など、食事の基本的な位置にある食材であるため、普段から意識をしなくても摂取できている栄養素です。しかしこのダイエットでは、限度を超えて炭水化物を控えようとする人が多い傾向にあります。たとえば、主食を一切取らず、人参に含まれている糖質を気にしたり、ハンバーグのつなぎで使われるパン粉を気にしたりといった、エスカレートした考えに陥る人が少なくありません。
炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、大切なエネルギーとして使われます。ブドウ糖に分解されたエネルギーは、脳にとって唯一のエネルギー源となりますので、不足すると集中力が続かなかったり、ボーッとしてしまうということが起こりやすくなります。疲れがたまりやすくなったり、ひどくなると体内のバランスが崩れてしまい、深刻な事態を引き起こす可能性もあります。これまで食べてきた炭水化物の半量から1/3量を目安に、gで言うと90~150g程度であれば良いと言われています。
最近話題のライザップでは食事管理を徹底するようです。特に炭水化物には厳しいようですね。理由は、炭水化物は糖質になるからです。糖質は燃えればいいのですが、燃やし切れなかった糖質が脂質に代わりお肉になってしまうのです。それがいわゆる炭水化物ダイエットの痩せる理由になります。ただ、間違えてはならないのは、炭水化物は絶対NGではないということ。これは意外に知らないでやっている人が多いみたいですね。正しい情報を仕入れて取り組んでください。